「清明」
江戸時代に書かれた『暦便覧』という本に、
「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」と
記されています。
空気は澄み、陽光は明るく万物を照らし、
全てがはっきり鮮やかに見える頃という意。
ものがはっきり見える時期なので、芽吹いたこの草は
何という草なのか、よく分かるというわけです。
清明という二十四節気の名は、この「清浄明潔」という語から
出たものだそうです。
不安な毎日が続きますね。
わたしたちも不安です。
ただただ普通な日常に、少しでも早く戻りますように。

銘 SHION−JA
素材 主 綿/75% キュプラ/25% 襟、胸、紐 綿/100%
郡内織物 甲州紋織物
サイズ おんな
歴史ある甲斐絹(かいき)の高い技術を継承し、
先進的な郡内の紋織物だから生み出せる素材。
そんな技術の力を借りて生み出した素材を、
今を感じてもらえながら時をも越えられる魅力のある服へと
繋げていくことがわたしたちが目指すこと。
傳tutaeeとして、大切にあたためていたことを1つ
この春のあたらしいカタチへと表しました。
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